釧路は世界的にも珍しく、広大な面積を誇る釧路湿原国立公園と、太古の原生林が残る阿寒摩周国立公園と、近距離に2つの国立公園があり、独自の動物や植物が、今も生息しています。豊かな文化の根源となる2つの異なる自然が体感できるのは釧路だけ!その魅力にスポットを当ててみましょう。
釧路湿原国立公園
ここは、国内で最大の面積を持つ湿地帯が広がる釧路湿原国立公園。6,000年前は海だった場所です。湿原の大部分はヨシとスゲ類の植物に覆われ、アフリカのサバンナを思わせる大草原のような雄大な景観が広がっています。3,000年前、海がひいてゆき長い年月をかけて現在のような姿になったと考えられており、動植物の貴重な生息地として大切に守り継がれています。一時は絶滅したと思われていたタンチョウが生息する稀少な場所でもあり、ほかにもキタサンショウウオ・イイジマルリボシヤンマ・クシロハナシノブなどの希少な動植物たちが生息しています。
・六千年前は海だった、釧路湿原国立公園:http://ja.kushiro-lakeakan.com/overview/302/
・湿原の神・タンチョウ、ベスト観察スポット:http://ja.kushiro-lakeakan.com/overview/303/
阿寒摩周国立公園
約15万年前の火山活動によってできたカルデラの上に広がる阿寒摩周国立公園。温泉地として有名な阿寒湖をはじめ日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖、世界的な透明度を誇る摩周湖という3つの湖が近接する、全国でも貴重な地形が特徴です。阿寒湖には特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」が生息し、周辺はエゾマツ・トドマツ・ダケカンバの北方針広混交林に囲まれています。
・行く前に知っておきたい!阿寒の大自然アレコレ:http://ja.kushiro-lakeakan.com/overview/294/