釧路・阿寒湖観光公式サイト

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タンチョウ初耳学
タンチョウのオスとメスの見分け方とは?

阿寒丹頂の里

2018.3.07

タンチョウ初耳学<br>タンチョウのオスとメスの見分け方とは? タンチョウは、見た目でオスとメスを見分けることが困難ですが、オスとメス同士が鳴き交わしの際、オスが「コー」と一回鳴くと、メスが「カッカッ」と2回鳴き返します。この声の出し方でで判別することができます。冬期は気温が低いので、タンチョウが鳴きあうときの白い息で、遠くからでも見分けることができます。

美しいのは見た目だけじゃない!タンチョウは一途な愛の鳥。

美しいのは見た目だけじゃない!タンチョウは一途な愛の鳥。 タンチョウはつがいになると、パートナーが死んでしまうまで添い遂げると言われています。死んでしまったパートナーの体が目の前から見えなくなるまで、ずっとそばを離れなかったという話が残っているほど、とっても一途な愛の鳥です。
実は、丹頂鶴自然公園では野生のタンチョウがケージに舞い込み、人工飼育されていたタンチョウとつがいとなったカップルもいます。その後は毎年、夫婦で仲良く子育てをしています。ケージなど気にならないほど、まさに運命の出会いをしたのかもしれませんね。
・釧路市丹頂鶴自然公園:http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3661/

日本最大級の鳥!その体長はなんと!

日本最大級の鳥!その体長はなんと! 写真で見るだけではなかなか大きさが伝わりづらいのですが、タンチョウは意外と大きく、翼を広げると約240cm。全長は140cmほどもあります。
野生のタンチョウは事故や、けがを負うこともあり、平均的な寿命は20年程と言われていますが、動物園や自然公園で飼育されているタンチョウは30年以上生きることもあると言われています。

くしろ地域では冬限定で給餌(きゅうじ)が行われています。

くしろ地域では冬限定で給餌(きゅうじ)が行われています。 湿原が雪に覆われる冬は、タンチョウにとって餌を見つけることがとても難しくなる季節です。そんなタンチョウを保護するため、冬季のみ数か所でタンチョウへの給餌が行われています。餌はデントコーンという飼料用のトウモコロシが使用されています。
実はデントコーンを刈り入れる秋にも、コーン畑で落ち穂拾いをするタンチョウをよく見かけます。

タンチョウの1年。
彼らはどんな1年を過ごしている?

タンチョウの1年。<br>彼らはどんな1年を過ごしている? 雪が溶け始める3月下旬ごろから、タンチョウたちは餌が見つけやすくなるため、自分たちの縄張りに戻っていきます。釧路湿原の奥深くからあまり出てこなくなり、4月から6月にかけてパートナーのいるタンチョウは卵を産み、子育てを始めます。生まれたてのタンチョウのヒナは親鳥に守られてグングン成長し、およそ100日ほどで飛ぶ練習を始めます。そして2月~3月頃、1年もたたないうちに親鳥の縄張りから追い出され、「子別れ」つまり独り立ちをすることになります。給餌場などでまだ頭が茶色いタンチョウを見かけたら、それはまだ若いタンチョウです。

タンチョウは一度は絶滅したと考えられていた!

タンチョウは一度は絶滅したと考えられていた! タンチョウは湿地が減り、人間に狩られ、徐々に姿が見られなくなり絶滅したと思われていました。しかし、大正時代末期に釧路湿原の奥地で十数羽が発見され、それ以降、地域の人々がボランティアで給餌を行うなどの保護活動を通じ、現在は約1500羽(2014年時点)が釧路湿原を中心に生息しています。地域の方々の保護活動がなければ、私たちは今タンチョウと会うことはできなかったのかもしれません。これから数十年先にも、タンチョウの美しい姿を多くの人が見られよう、これからも自然への配慮を大切にしていきたいですね。

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