釧路・阿寒湖観光公式サイト

LANGUAGE
LANGUAGE

釧路・阿寒湖観光公式サイト

[弟子屈町]神秘の湖摩周湖

2017.3.15

[弟子屈町]神秘の湖摩周湖 釧路市から北へ約80km。阿寒摩周国立公園の東端部、弟子屈町内にある摩周湖は、神秘の湖と呼ばれています。その神秘たるゆえんは何なのでしょう。見る人を一瞬にして魅了する美しさでしょうか。水位が変わらない謎のせいでしょうか。それとも瞬く間にたちこめる霧のせい?摩周湖の素顔を探ります。

摩周湖には流れ入る川も、流れ出す川もなく、常に水位が一定です。注ぎ込む川がないことで湖に植物性プランクトンや土砂が流入せず、汚染されないため、湖水は世界屈指の透明度を誇ってきました。現在の透明度はロシアのバイカル湖に次いで世界第2位です。

摩周湖第一展望台や第三展望台から摩周湖を望む際は、見渡すのではなく「覗き込む」ように眺めるのがポイント。見た人の多くが口にする言葉は「吸い込まれそうな美しさ」。周囲20kmの湖を取り囲む外輪山は高さ300~400mもあり、しかも斜度は45度の急斜面。峻険な摩周岳が従える高い絶壁の中に、青い湖水が満たされています。その人を寄せつけない神域のような姿に、人は思わず息をのみ、惹きつけられるのでしょう。

晴天ブルーだけじゃない。霧。星空。冬の霧氷。どれも摩周湖の魅力。

晴天ブルーだけじゃない。霧。星空。冬の霧氷。どれも摩周湖の魅力。 「毎日通っても、一度として同じ風景はない」。地元のガイドがそう話すように、摩周湖の魅力は季節や時間で変わる表情にあります。夏の霧。漆黒の空に輝く星々。摩周岳のシルエットとカムイッシュ島を照らす月夜。輝くような冬の霧氷。朝焼け。湖面が鏡になる奇跡の朝。摩周湖の表情はとにかく豊かです。

摩周湖の代名詞ともいえる霧は、特に6~9月に多く発生します。釧路沖で発生した海霧が摩周湖に移入するものから、時には遥か500km離れた太平洋沖の霧が北上し、摩周湖へ滝のようになだれ込むこともあります。また夜の放射冷却の影響で摩周湖の湖面からもくもくと立ち上がる霧もあれば、摩周湖上空の空気が冷やされ摩周カルデラ内でスーッと生まれる霧もあり、霧だけでもさまざま…。それもまた摩周湖の神秘です。

地元ツーリズム会社が催行する摩周湖ツアーは、通年大人気の星空ウォッチングや夏季の雲海ツアー、冬季の霧氷ツアー、スノートレッキングなど複数あります。釧路まで行ったなら、摩周湖に会いにいってみてはいかがでしょう。


◆釧路から摩周湖への行き方
[列車&タクシー]JR釧網本線、網走行きに釧路駅から乗車し摩周駅で下車(乗車時間約1時間15分)。そこからタクシーで約15分。例年1月下旬~2月下旬に「冬エコパスポート」という周遊バスが運行するので摩周駅-摩周湖-屈斜路湖-川湯温泉等の周遊が可能。
[レンタカー]釧路から国道391号で弟子屈町に入り道道52号へ。または釧路から道道53号で弟子屈町に入り道道52号へ。いずれも約80km。

◆摩周湖観光とアクティビティのお問い合わせ
摩周湖観光協会 TEL015-482-2200 http://www.masyuko.or.jp/
ツーリズムてしかが TEL015-483-2101  http://tourism-teshikaga.co.jp/

摩周湖の水をたずね、「裏摩周展望台」と「神の子池」へ。

摩周湖の水をたずね、「裏摩周展望台」と「神の子池」へ。 摩周湖の北東にも、もう一つ展望台があります。それが「裏摩周展望台」。斜里郡清里町内に位置し、3つの展望台のうち標高が最も低いため、夏でも比較的霧のかかっていない湖面を見ることができるスポットです。

そしてこの裏摩周エリアに、摩周湖の神秘の一つを解く鍵がありました。裏摩周展望台に近い清里峠から北へ4kmほど行った場所に、「神の子池」という小さな池があります。周囲約220m、水深5mと小さな池ですが、水がとても澄んでおり池の底まではっきりと見え、1日12,000tの水が湧き出ている穴場的名所。倒木が青い水の中で化石のように横たわっており、その間をオショロコマが泳ぐ光景は幻想的です。そしてこの水は、摩周湖の伏流水だといわれています。

川が1本もないにもかかわらず、水位が変わらない摩周湖の神秘…。実は摩周湖周辺には、神の子池のような湧き水や川がいたるところにあり、それらはいずれも摩周湖の硬い岩盤からしみ出た伏流水だと考えられます。釧路から裏摩周展望台をめざし、摩周湖恵みの清流紀行はいかがですか。


◆釧路から裏摩周展望台(冬季通行止め)・神の子池への行き方
[列車&タクシー]JR釧網本線、網走行きに釧路駅から乗車し緑駅で下車(乗車時間約2時間)。そこからタクシー約20分で神の子池に。さらに15分で裏摩周展望台。
[レンタカー]釧路から国道391で標茶へ。そこから道道13号と150号を経由し、清里峠から1115号を進み約10分で案内板あり。約70km。

◆裏摩周観光のお問い合わせ/
清里観光協会 TEL0152-25-4111 http://www.kiyosatokankou.com/

摩周湖から10km圏の景勝地。「屈斜路湖」と「硫黄山」を見ずに帰れない!

摩周湖から10km圏の景勝地。「屈斜路湖」と「硫黄山」を見ずに帰れない! 摩周湖の近くには日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」があります。周囲約57kmで、湖心に浮かぶ中島は周囲約12km。屈斜路湖の西側湖畔には、砂を掘ると温泉が湧き出す「砂湯」や露天風呂などが点在しています。また屈斜路湖は釧路川の源流で、この周辺もカヌーツーリングの人気ポイント。条件が揃えば摩周湖と屈斜路湖、両方に雲海が発生する「W雲海」を観察できるなど、魅力満載のエリアなのです。

そして国道243号にある美幌峠展望台まで足を伸ばすと、屈斜路湖の大パノラマ風景も見渡せます。

摩周湖と屈斜路湖の中心部には、硫黄山という標高508mの活火山もあります。常に噴煙と硫黄の臭気を上げる硫黄山も人気の観光地。硫黄山の裾野には100haのシロエゾイソツツジ大群落が広がり、6月下旬が見ごろです。この高山性の植生も硫黄山の影響ですが、硫黄山の恵みはまだあります。それは硫黄山のふもとの川湯温泉。強酸性の硫黄泉は摩周湖の伏流水が硫黄山の熱で温められたもの。摩周湖と硫黄山の恵みなのです。このように自然が共生する摩周湖のまち弟子屈町へ、釧路から出かけませんか。

◆釧路から摩周湖、屈斜路湖、硫黄山、川湯温泉への行き方
[列車&タクシー]JR釧網本線、網走行きに釧路駅から乗車し川湯駅で下車(乗車時間約1時間30分)。そこからタクシーで約5分。例年1月下旬~2月下旬に「冬エコパスポート」という周遊バスが運行するので摩周駅-摩周湖-屈斜路湖-川湯温泉等の周遊が可能
[レンタカー]釧路から国道391で弟子屈町に入り道道52号へ。または釧路から道道53号で弟子屈町に入り道道52号へ。美幌峠までいずれも約100km。

◆摩周湖観光とアクティビティのお問い合わせ
摩周湖観光協会 TEL015-482-2200 http://www.masyuko.or.jp/
ツーリズムてしかが TEL015-483-2101  http://tourism-teshikaga.co.jp/

このページを見た人は、こちらのページも見ています

ページトップへ戻る